据え置きの食洗機を自力で取り付けようとしたとき、一番のネックが分岐水栓の取り付けです。
実際自分も取り付け前にネットで結構調べましたが、なかなか良い情報に巡り合えず、試行錯誤でやってみることに・・。
しかし、結果的に1時間ほどで簡単に取り付けることができたので、自力でやるか水道工事会社を使うか迷ってる方は、ぜひやってみることをおススメします。
分岐水栓は水栓のメーカーや種類によってタイプが違ってきますが、どれも似たり寄ったりだと思うので、うちのと水栓違う!といった状況でも多分参考にしてもらえるかと思います。
パナソニック食洗機本体の取り付けに関しては「パナソニック食洗機NP-TA1の取り付け方法」をご覧ください!
目次
キッチンにあう食洗機用の分岐水栓の選びかた
まずは最初の難関、我が家のキッチンにマッチする分岐水栓はどれなのか?です。
水栓のメーカーと品番を確認する
まずキッチンの水栓のメーカーと品番を確認しましょう。
うちの場合は水栓のメーカーと品番は、水栓の付け根に書いてありました↓(汚くてすいません汗)
- 蛇口はタカギ
- 品番はJA100MN-NNBN03
とわかりました。
次はこれに適合する分岐水栓の選び方。
水栓にあう分岐水栓を把握する
今回取り付け予定なのはパナソニック食洗機ですので、パナソニック食洗機に対応する水栓分岐を選ぶ必要があります。
下記のパナソニックの分岐水栓一覧ページで確認できます。
分岐水栓一覧2 | 分岐水栓ガイド | ビルトイン食器洗い乾燥機 | Panasonic
タカギのサポートもチェックします。
「みず工房」食器洗い乾燥機用分岐水栓対応一覧
タカギJA100MN-NNBN03はJA100シリーズということで、CB-STKA6とわかりました。
そんなわけで分岐水栓(CB-STKA6)Amazonで8,354円で買いました↓
でも水道屋さんに頼むと2万円くらいかかるらしいので、まあ1万以上浮くと考えればオーケーでしょう。
我が家の水栓と選んだ分岐水栓のまとめ
結果として、実際の我が家のキッチン水栓と、取り付けた分岐水栓は以下の通り。
- 蛇口はタカギ(JA100MN-NNBN03)
- 分岐水栓(CB-STKA6)
分岐水栓(CB-STKA6)を実際に購入
分岐水栓(CB-STKA6)を実際に購入を実際にAmazonで購入、翌日に届きました、外箱はこんな感じです↓
内用品はこちら↓
(画像ではわかりませんが、外箱の隅の方にプラスチックの管のパーツが隠れていました。これは後から気づきました。記事中の「給湯仕様」に変換するで詳しく書いてます。)
分岐水栓はどっしりと重く、作りがしっかりしている印象。
買うときはこんな部品が8千円もするなんて高い!と思いましたが、
ちゃんとしたものなのね、と納得しました。
さっそく、タカギの蛇口に取り付けていきます。
こんな感じの蛇口です↓
さて、次からさっそく取り付けかたに入っていきます!
タカギの蛇口を分解する
分岐水栓を取り付けるため、タカギの蛇口を分解します。
キッチンの止水栓をしっかり締める
分解前に水道の止水栓をしっかり閉じて、レバーをひねっても蛇口から水が出なくしましょう。
レバーが空いていたりゆるんだりしていると、作業中に水が噴き出しキッチンが水浸しになります。(カウンターキッチンの場合はむしろ居間が水浸しになります※経験済み)
我が家のキッチンはシンク下に水用とお湯用の2つの止水栓がありました。
これを両方とも横にクイッとひねり、蛇口を開けて水が出ないことを確認したら、分解に取り掛かりましょう。
しっかりと閉じられていないと噴水事故を引き起こしますよ!掃除が大変です。
使用した工具その他
実際に使用した工具その他は、以下の通り。
- プラスドライバー
- スパナ
- ゴム手袋(片手だけでOK)
- 洗面器
洗面器があれば噴水事故でも被害は最小限に
洗面器は万がいち噴水事故が起こったときに被害を最小限におさえられます。とっさに水が飛び散るのをガードするんです。
止水栓を開けるときは、片手に洗面器を装備しておくと安心です。
止水栓が蛇口から遠く、一人で対応できない場合は、パートナー(奥さん、子供など)にその重役を任せましょう。
レバーハンドルを取り外す
まずはレバーハンドル(持ち手部分)の上の方にある、キャップを取り外します。
キャップは隙間にある穴に細いものを突っ込んで、上にクイッと持ち上げてやると簡単に取れます。
力は必要ありません。
こんな感じで取れます。そうすると分解するのに必要なねじが露出します。
ねじ穴にあったプラスドライバーを用意してくるくる回すと、レバーハンドルが外れます。
この時、ねじの紛失に注意しましょう。
取れました。
カバーナットを取り外す
カバーナットはゴム手袋をはめて、思い切り反時計回りに回してやると取れます。
蛇口と手が濡れてなく、滑らなければ素手でも取れました。
モーターレンチは使いませんでした。
というかこの蛇口はモーターレンチを使うために必要な「角」がありませんでした。
カートリッジを取り外す
次にカートレッジがあらわれますが、これは手でグッと上に引っ張ってやると取れます。
真上に力づくで引っ張る感じです。
最初外した時は結構力がいりました。
取り外した時、カートリッジ株についている小さなゴムのパッキンをなくさないように注意しましょう。
これがなかったりずれたりしていると、水漏れの原因になります。
ここまで分解で来たら、いよいよ分岐を取り付けていきます。
タカギの蛇口に水栓分岐を取り付ける
水栓分岐本体の分岐を「給湯仕様」に変換する
まず、水栓分岐本体を取り付ける前に、分岐を「給湯仕様」に変換しました。
水栓分岐本体は「給水仕様」か「給湯仕様」に切り替えることができますが、購入時では「給水仕様」になっています。
浄水器など冷たい水を使うときは「給水仕様」にしますが、今回は熱いお湯を使うことが多い食洗器を取り付けるので、「給湯仕様」に切り替えます。
給湯仕様に変換するのに参考になったサイト↓
卓上タイプ食洗機の分岐水栓はお湯接続?お水接続?
この時必要な部品は「押し棒」という名前のプラスチックの棒ですが、箱の隅っこに入っていたため、最初は気が付きませんでした。
説明書にもしっかり説明があるので確認しましょう。
押し棒を分岐水栓本体の上から差し込むと、スポッと金属の部品が取り外せます。
2つの穴からはそれぞれ、「シートブッシュ」と「プラグシートブッシュ」という部品が取れるので、それを入れ替えてやることで、給水仕様から給湯仕様に変換できます。
水栓分岐本体を水栓本体に取り付ける
水栓分岐本体側の、ピンと呼ばれる2つの白い突起部分を、水栓本体側の小さな穴に合わせたら、水栓分岐本体下部にある「取付ナット」をくるくる回して取り付けます。
この時、食洗器のホースを取り付ける分岐取り出し口が、どの方向を向くのか調整しながら固定します。
私の環境ではシンクの左側に設置する予定なので、分岐取り出し口が蛇口の左側を向くように固定しました。
分岐を取り付けたら、さきほどはずしたカートリッジを、穴を合わせて取り付け、
その上からカバーナットをかぶせ、くるくると回して固定します。
外した時と同様にゴム手袋を使って、なるべく強めに締めました。
分岐コックを取り付ける
分岐取り出し口に分岐コックを取り付けます。
分岐取り出し口と分岐コック間に付属のフィルターパッキンを挟み、ナットをスパナでぐるぐる回してしっかり固定します。
分岐コックは「とじる」側に操作をしておきましょう。
レバーハンドルとキャップを取り付ける
レバーハンドルとキャップを取り付けたら・・
完成です!
止水栓を開けて、蛇口から水が問題なく出るか、水漏れがないかを確認しましょう。
(分岐コックが閉じるになっていないと水が噴き出しますので注意!)